サンソヴィーノフレーム
ルネサンス期からあったフレームではあるが、様式として定着するのは後でマニエリスム期に分類される。フレームの特徴は渦巻き模様が絡み合い。文様は鳥・真珠などカルトゥーシュ模様や花蓮飾りがあること。ヴェネツィアで幅広く使用された。
サンダーランドフレーム
イギリスのこのフレームはアリキュラー(耳介)縁と言われている。耳介フレームとは人間の耳や耳たぶのような形状が渦巻き状に絡み合う装飾であることから。イタリアのマニエリスムの影響を受けており、それよりさらに大胆でグロテスクな趣がある。上部のカルトゥーシュと下部の人面模様があり、金箔の光沢仕上げが多い。
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